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「梅花亭」の歴史

太平洋戦争後、曽祖父次郎が柳橋に店舗を構えました。
柳橋(やなぎばし)は、東京都中央区台東区の間に位置する歴史的な橋の一つで、長い歴史を持っています。
江戸時代から続く柳橋は、特に江戸の町並みや芸能・文化と深く関連しています。その当時は隅田川に料亭が並び芸者衆が多数行き来する街でした。そこで出来たのが「子福餅」です。昭和20年代に出来た「ふっくらとした肌触り、素朴だが舌に残る餡のおいしさを追求した」お菓子です。
遡って「梅花亭」はその昔は徳川家康公について御用御金(札差し)として江戸に入府したと聞いています。菓子匠梅花亭としては時代も下って嘉永三年(1850)大伝馬町で創業致しました。
創業者は生来の新しもの好きの上に無類の甘いもの好きで、
これが菓子匠としては幸いし、創作的なお菓子を数々生み出すことができたと聞いています。
明治の中頃、市太郎が青えんどう豆のもつ風味と
その美しい若草色を何とか菓子に仕上げたいと考え現在の「三笠山」の原型が生まれました。
その後、梅の花のふくよかな姿をそのままに再現した「三色梅最中」も考案されました。
昔から変わらぬ「やさしい味」として地域の皆様に愛されてきました。
これまで守り続けてきた伝統の味をご堪能ください。

「辛き世にも、甘いもの有りて楽し」
とかもうしますが、私どもの和菓子が
召し上がる方に幾分でも、
和やかさと安らぎを
運ぶことが出来たらと、
常々念願いたしております。
みなさまに愛されるお店になるように
頑張りますので、
末永くよろしくお願い申し上げます。
和菓子は芸術品です。
職人のつくる和菓子は、
その人格を反映します。
常にひとすじの心を持って
ひとつひとつに魂を打ち込んで
つくっております。
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